新春のご挨拶
2026.1.1

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。
寛永十六年の創業より、おかげさまで鶴屋は三百八十七年目の新春を迎えることができました。
これほど長きにわたり暖簾を守り続けてこられましたのは、ひとえに皆様方の温かいご支援の賜物と、深く感謝いたしております。
私ども鶴屋は、代々受け継いできた「家業」という言葉に深い愛着と誇りを持って、日々立ち働いております。
それは単に技術を継承するだけでなく、先人が築いた信頼を汚すことなく、ひとつひとつに真心を込めて仕上げるという、家族のように親密で、妥協のない菓子作りへの姿勢に他なりません。
時代は移ろいゆきますが、守るべき伝統を胸に、今の時代に喜ばれる菓子作りを追求し、
これからも皆様の日常に寄り添い、心和むひとときをお届けできるよう精進してまいる所存です。
新しい一年が、皆様にとって健やかで幸多きものとなりますよう心よりお祈り申し上げます。
本年も変わらぬお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。
令和八年 元旦
鶴屋菓子舗 店主敬白
